先日アシスタントから相談を受けました。 出会ったときはまだ19歳だった彼女も今年で25歳。最近は友人関係で少し悩んでいるみたいです。
中学高校時代からの仲良しグループの中で自分だけが浮いている存在になりつつあり、価値観の相違からだんだん彼女達といる時間が楽しいと思えなくなってきた。 彼女たちと出かけるよりも限られた自由時間はのんびりテレビをみたりゆっくり何もしないでリラックスしたいけど、誘いの電話がしつこく入り断ると罪悪感を感じさせようとするコメントが入るとのこと。
アシスタントはフルタイム勤務&学生のため、かなり多忙な生活を送っています。 私もワーキングマザーだからものすごく分かるのですが、エネルギーを吸い取られるような友人関係には時間も体力も投資できる余裕が無いのです。
まして、親のサポートを受けながらの生活とは離れ、自立して何もかも自分でやりくりしていかなくてはならない生活になると、何よりも時間が大切になってくる。 そんな貴重な時間は自分にとって居心地の良い人間関係の中にいることが本当に重要になのです。
こんな簡単そうな定義は、いざとなって自分の生活の中で実行するには困難な場合が多いのです。特に相手を傷つけることが嫌いな場合は、ついついその相手に自分との境界線を超えさせてしまう場合が多く、そのことに対して不愉快になるという自爆的なパターンになってしまう。
人間関係には時折、自分をプッシュしてでも実行しなくてはいけない、友人関係の身辺整理をしなければならない、「潔さ」が必要なときがあります。
アシスタントには、幼なじみのBFF (Best Friends Forever)と呼び合ってる友人関係について「Re-Define」する良い時期なんじゃないか?とアドバイスさせてもらいました。
自分との価値観は友人たちには強制することはできないし、価値観の違う人達と時間を共に過ごすほど苦痛なことはないのです。
彼女達には彼女達の「類は友を呼ぶ」世界がある。 だからアシスタントは無理にその世界にいる必要はないのです。
自分を陰で批判する人、自分のことについて共通の友人と噂話する人は「昔からの友人」というステータスだけを理由に無理に信頼する必要はないんだよ。
自分を本当にケアしてくれる人達というのは、一緒にいる時間がエネルギーをチャージしてくれるか、その逆かどうか自分の気持ちに聞いてみればだいたい分かります。
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