日本国内で観測史上最大の震災を受け、母国が想像以上の壊滅受けている中アメリカの私たちの生活は、いつも通りに時間が過ぎていて正直心のバランスを上手に保つことができません。
世界中で災害が起こる度に、胸が締め付けられ心に大きな痛みを感じるのですが、自分が生まれた国、そして母国語で語られるニュースを遠く離れた地で見聞きするのは、説明し難いやるせなさや、せつなさがどれだけ自分が無力かという罪悪感を拡大させます。
周囲の人たちにも、「何かできることは?」と聞かれるのですが、今はとにかく赤十字やユニセフ、ワールドビジョンなどを通して募金をしてくださいとしか言えません。
自分と年回りが近そうな女性が、カメラには目を合わすこともできず憔悴しきった横顔を見せながら、「息子が津波に巻き込まれた可能性がある。 息子の行方を探している」と涙ながらに語る姿は、見るに耐えない数秒のインタビューでした。 地震発生から3日たち、生存者からの生々しい経験談を聞きながら、現実としてなかなか受け止めれなかったこの壊滅的な状況が事実であることを強く実感しはじめています。
私の母国。 美しい日本。 頑張ってほしいという言葉はこの状況では軽々しく聞こえてしまうかもしれないけど、国民全員が一体となって力を合わせてほしいと心の底から願っています。
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