今週末はB君のお父さんに誘われて、子供向けセルフ・ディフェンスのクラスに行きました。 セルフ・ディフェンスとは、直訳すると自己防衛なのですが、ジェイクが受けたクラスは身体的な防衛だけでなく、いじめなどに対しての精神的な防衛の仕方を、子供たちに分かりやすく教えてくれる内容でした。
よく、同僚とも話しているのですが私たちが住む世の中は本当に荒々しい。 私たちが子供のころは、自転車に乗って隣町まで遊びに行ったりして、従姉妹が通う学校はアスレチックフィールドみたいな場所が学校裏の林の中にあって、そこで暗くなるまで遊んでいました。 中学生になったら、電車での遠出が許されたので、町田まで友達と買い物に行ったり、中学2年生になったときは初めて東京ディズニーランドまで行ったっけ。 それよりも、夜遅くまで塾通いしていたことも今では信じられないです。
通信技術の発達により良いニュースも悪いニュースも瞬時に知ることができるようになったからなのか、私たちが子供のころよりも世の中はかなり物騒になった気がしてなりません。 B君のママが、先日こんなことを言っていました。「ねえ、知ってる? 私たちの世代の親は、『ヘリコプター・ペアレンツ』って呼ばれてるんだって。 常に子供の頭の上を巡回して見張ってるヘリコプターのイメージなんでしょうね。」
さて、ジェイクが受けたこのディフェンスのクラスですが、インストラクターたちが子供たちに何度も言っていました。「全てのストレンジャー(見知らぬ人、他人)が悪い人じゃないの。 でも、どんなに優しい見た目の人でも悪い人なのかどうかは分からないの。」
子供たちの世界では、白黒ははっきりしています。 たとえば、インストラクターが見せた何枚かの写真。 モデルのシンディ・クロフォードの写真を見せながら、「この人はいい人かな? 悪い人かな?」という質問に対して、殆どの子供たちが「いい人!」と応えました。 どんなに優しそうな人でも、知らない人であれば親の承諾なしでその人にはついていってはだめだということを、子供たちにしっかり言い聞かせます。
例えば公共の場で迷子になった場合。 「どうしたの?」と優しそうな大人に声をかけられたら、きっと不安な子供たちはその人についていってしまうことでしょう。 そんなときは、決して二人きりにならないで、お店だったらキャッシャーまで一緒に行ってもらい、親に電話してもらうようにする・・・など、できるだけ警戒心を緩めないように、自ら迷子から抜け出す解決策も作っていくように指導します。
いじめに対しての構えも、「なるほどねぇー」とうなずきっぱなしの情報満載でした。 正直、いじめは殆どの人が経験することだし、いじめにつぶされないような精神を鍛えるのも大切ですが、対処法によって自分でシチュエーションをコントロールしていくように教えます。
クラス後半は、誘拐犯や変質者に遭遇した場合のシミュレーションで、どこを蹴ったり殴ったりするのが効果があるかなどを実践しました。
B君のお父さんとも話していたのですが、このクラスは「年に1回受講しよう!」と決意したほどよかったです。
Play It Safe Defense のウェブサイトはここです。
http://www.playitsafedefense.com/
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