ディーターの火葬が無事に終わったという連絡が入りました。
彼は、老後は奥様とブラジルで引退する!と言って昨年末にアメリカの荷物も整理して出発してしまいました。 思えば彼も心のどこかで区切りをつけ始めていたのかもしれません。
そういうわけで、ブラジルに行ってしまったディーターの遺骨はアメリカにいる親族の元へは戻ってきません。
お義母さんや弟のマンフリッドが火葬場で骨を拾うこともありませんでしたが、アメリカでは追悼式という形でいずれディーターの生前の思い出をみんなで集まって語る機会があると思います。
親戚の中で一番激しく(?)元気で陽気だったディーター叔父さん。 戦後、お父さんのいない家庭を長男として一生懸命支えた人でした。
私の日本の父母も連れて、一緒にドイツに行こう!と言っていたのに、その夢が叶いませんでした。
残される人は、本当に寂しい。 だから、人間は生きているうちに神様と和解しなければならないと思います。天国で再会できる約束がなければ、死による別れは悲しすぎます。
日本の家族、親戚はディーターとは数年会っていないので、元気だったころのディーターを見て、心の中でお別れしてください。
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