人生には上り坂、下り坂、まさかの3つの坂がある・・・ということを聞いたことがあります。
昨日の夜、会社から帰宅し夕飯を食べようと思った矢先に、ブンから聞いたショッキングなニュースがまさにこの3つ目の坂でした。
義理の母の手術から約二ヶ月。
昨日お義母さんの主治医に、フォローアップの検査の結果「来週から抗がん剤治療に入ります。」といわれました。
ドイツ人の国民性なのか分からないのですが、ブンの家族は本当に感情表現下手。 大げさすぎるくらいのアメリカ人の感情表現豊かさからかけ離れていて、冷静にこのことを伝えてくれたブンにはびっくりでした。
でも14年も一緒に夫婦やってるわけですから、心の底で彼がひどく苦しんでいることは、皮肉な笑顔で「pretty interesting…huh?」といった時に痛いほど感じました。 その後は1年前の検査でもっと精密に調べなかった医者がいけないとか、健康管理をもっときちんと母にさせるべきだったとか、悔しそうに話していましたが、彼の心の痛みを少しでも和らげるための気の利いた言葉さえみつけることができなかった自分が非力に思えて情けなく思いました。
その後は、ダイニングのテーブルで、両手をくみ必死に祈りました。
夕飯なんてもう食べれる心境ではありませんでした。
「ジェイクをお風呂に入れるから・・・」と浴室に入っていったブンの背中を見て、いてもたってもいられなくなりました。
「私、ちょっと走ってくるね。」・・・と逃げるようにジムに行き、彼らがお風呂に入っている間30分ほどひたすら走りました。
家にもどって急いでシャワーを浴び、ジェイクと一緒にしまじろうの工作をやったり、本を読んだ後、ジェイクを寝かせました。
ブンは、心配で眠ることができなかったみたいです。
正直、いままで周囲にがん治療をしている人たちがいなかったので、これからお義母さんをどのようにサポートしていったらいいのか分かりません。
神様に導いていただくようにお祈りし続けるしかありません。
No matter how great your faith in God, pain and grief are a part of life.
:::Charles Stanley:::
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