この経験はしっかり書き留めておこうと思いながら、なかなか心落ち着かせて書き終えることができずに、今に至ってしまいました。
1月10日の朝、私は本当に不思議な体験をしました。
10日の朝は、陣痛を抑えるマグネシウム治療が終わったばかりで、極度の寝不足とこの上ない頭痛でかなり体が弱っていたと思います。
点滴治療が終わり、針を腕から外され、頭痛薬をもらってやっと落ち着いて眠りにつこうとしていたときでした。
眼を閉じて少しリラックスしたときに、頭の中に桜色の空間が広がったようなイメージが浮かび上がってきました。 その空間の中に、プロジェクターのように映し出されたのは、超音波検診でみるようなモノクロの赤ちゃんでした。
なんとか赤ちゃんの姿をはっきり見ようとじーっと見つめたとき、楕円形の窓のようなものが現れて、赤ちゃんの顔を実写ではっきりと写しだしたのです。 桃のようなふっくらとしたほっぺたの赤ちゃんでした。
その瞬間、私ははっきりと聞いたのです。
「I chose you to be his mother.」
その深く優しい美声が聞こえたとき、閉じたままの私の両目から涙があふれるように出てきました。
そして私は、声を出して「Thank you... Thank you God...」と何度も神様に感謝しました。
正直、次男の妊娠中はジェイクの妊娠中と全く違った経験です。 ジェイクの時は初めての妊娠だったので、妊娠のプロセス一つ一つにじっくり向かい合って、産まれてくる我が子を夢見ながら妊娠期間を過ごしたと思います。
でも今回は、アクティブな6歳児が家の中にいて、育児に追われ、仕事と家事をし、心の余裕がないというか、赤ちゃんとクオリティータイムを過ごしてなかったような気がしました。
なので、入院中はずっと横になりながら、何も考えずにひたすら赤ちゃんの胎動を感じる時間を与えてもらったので、妊娠して初めて赤ちゃんと二人っきりのクオリティータイムを過ごすことができました。
とにかく、命って素晴らしい・・・と思わずにはいられない体験でした。
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